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校長講話

202404.06

2024年度 №1 4月6日始業式

春です。新年度が始まりました。

日本では、4月が新しいスタートを切るときとなっています。

学校では、新入生を迎え、学年が新しくなります。

社会では、新入社員が入社し、新たなメンバーを加えて、組織が新しくなります。
教会のカレンダーでは、今年は3月31日が復活祭、イースターでした。

今年は、と言ったのは、復活祭は、春分の次の満月のすぐ後の日曜日と決められているので、毎年移動するからです。
さて、復活祭とは、十字架に架けられ、殺されてしまったキリストが3日目に復活したことを記念する日です。
キリストは十字架にはりつけになったのですが、十字架は、死刑にするための道具でした。

ローマ帝国では最も忌み嫌われた死刑の道具です。

この十字架刑によって、キリストは亡くなりました。
皆さんは、どうして、この忌まわしい十字架が、キリスト教のシンボルになったのか考えたことはありますか。

清泉のいたるところで、この十字架を見ることができます。どうしてなのか考えたことはありますか。

死刑の道具だとするならば、十字架を掲げるとは、怖い話です。

でも、キリストを信じる人たちは、時が経つにつれて、この十字架が、死や死刑を思わせるものではなくなり、死をも打ち勝つ栄光のシンボルとして捉えるようになったのです。
どうして、そうなっていったのかは、もちろん、キリストが殺され、3日目に復活したという出来事があったからです。

復活という出来事を理解するのは、私たちには難しいことです。でも、あまり理解はできなくても信じることはできるのです。
皆さん、普段の生活のなかで、苦しみを背負うことがあるでしょう。

これは、ある意味で、十字架と同じです。

苦しいし、しんどい、つらい。できれば避けて通りたい、そういうふうに思うことがあるでしょう。
でも、この苦しみの先には、復活がある、喜びがあることを、キリストはご自身が復活されたことで、人々に知らせたのです。
実は、皆さんが普段見ている十字架はそのことを教えてくれています。
苦しみの先には喜びがある。苦しみは幸せの一部である、そのことを信じて、希望を持って、前に歩むことを願っています。
新しい学年になりました。新しいクラスになりました。

新しい友達を作って、よりよい学校生活を送ってください。

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