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清泉メッセージ

201405.07

No35「ことばについて」

IMG_1508.jpgみなさんおはようございます。新入生のみなさんは学校生活に慣れてきたことと思います。新しい出会いや環境はわくわくする一方 ストレスとなり体や心の負担にもなります。疲れと思ったときはすこしゆっくり過ごすようにしましょう。

今日は「ことば」について私が思っていることをみなさんにお話ししたいと思います。

ことばは情報を伝える手段のひとつですがことばが伝えることのできる情報は思いのほか限られています。私の言ったことが私の伝えたかった内容とは違う意味になって相手の方に受けとめられてしまうことがあります。そういう意味で言ったんじゃないのに、とあわてることがあります。
わたしの思いがあなたに届くかどうかはあなた次第です。あなたが理解してくれるだろうという信頼が前提です。わたしがどんな言葉を選び、どんな思いをのせて伝えたかより、おくられた言葉をあなたがそれをどう受けとめてくれるかにかかっています。
ことばを使ってお互いにわかりあうことは実に難しいと感じます。

私たちはコミュニケーションの道具として英語を学んでいます。人類が言語を使うようになったのは10万年前とも200万年前ともいわれています。ヒトの持つ能力の中でも言語能力はまだ新しい力です。ことばが伝わらなかったり、誤解されたりするのは「ことば」がまだ進化の途中にあるからではないかと思っています。
 
意思疎通の面で「ことば」が究極に進化したら、つまり互いの意思疎通が完全におこなわれる手段となるとき 「ことば」は消滅してしまうのではないかと思っています。そうすれば英語で苦労することもなくなります。進化の過程は数億年かかるかもしれませんがそれほど遠いことでもないかもしれません。ことばが消滅するまえにどうぞ思い切り楽しんでください。

今日もみなさんによい学びが訪れますように。

(本文と写真は関係がありません)

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