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校長講話

201505.13

校長講話_23「気になった言葉」

IMG_383.JPG 最近、気になった言葉がありましたので、今朝はそのことについてお話ししたいと思います。先週、9日(土)に、中谷防衛大臣と、沖縄県の翁長知事が会談しました。皆さんも、度々、ニュースでご覧になっていると思いますが、沖縄県の宜野湾市にアメリカ軍の普天間飛行場があります。政府はその飛行場を同じ沖縄県の名護市の辺野古に移設しようとしています。そのことについての会談が行われました。その記事を読んでいた時に一つの言葉が気になりました。それは中谷防衛大臣の使った「唯一の解決策」という言葉です。同じ言葉を先月、安倍総理大臣も使いました。とても大きな問題ですので、どちらの主張が正しいなどということをこの場でお話しするつもりはありません。ただ、次のことは考えてみたいと思うのです。

 私たちは、日頃、大きなことから本当に小さなことまで、様々な問題に向かい合います。しかし、大きな問題、小さな問題、どちらであっても、その問題に対して、「解決策がたった一つしかない」ということがあるのだろうかと、疑問に思います。例えば、皆さんのクラスに何か、問題があったとします。私は、解決に至る道はいくつかあると考えたい方です。解決に至る道はこの1本しかない、と思ってしまうととても窮屈な感じがしてしまいます。皆さんはどうでしょうか。解決にいたる道は幾つもあると思うから、私たちは、考えを述べ、意見を言うのではないかと思うのです。

 この会談の前日、8日(金)に一つのニュースが報じられました。名護市辺野古へのアメリカ軍の新しい基地を作ることに反対する人々の「辺野古基金」という団体についてのニュースでした。その「辺野古基金」という団体の共同代表に、皆さんも良く知っている映画監督の宮崎駿さんが就任したことを伝えていました。

 沖縄県は長野県からとても遠いですが、沖縄県は今大きく揺れています。同じ日本に住む者として、沖縄の抱える問題に目を向けていきましょう。

(5月13日放送朝礼より、写真と本文とは関係がありません。)

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