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校長講話

201610.26

校長講話_61「晩秋を歩く 2016」

20161026lkagamiike .jpg 皆さんは「錦繍」という言葉を知っていますか。難しい漢字ですが、「きん」は錦(にしき)で、「しゅう」は刺繍の繍です。錦は辞書で調べてみると、「金糸、銀糸やその他の色糸で複雑な模様を織り出した、厚地の絹織物」と出ています。

 錦繍は、もともと美しい衣服、織物を表す言葉ですが、たとえて、秋の美しい紅葉を錦繍と言います。この付近では、須坂の先、高山村の松川渓谷の紅葉が素晴らしいですね。まさに、「金糸、銀糸やその他の色糸で織り出した」錦にたとえるのにふさわしい眺めだと思います。

 先週末、昨年もこの放送朝礼で紹介した、戸隠の中社から硯石を通って鏡池に至る、山の小道を歩きました。昨年、外国人のカップルとすれ違ったことをお話ししましたが、偶然、今年も外国人のカップルとすれ違いました。鏡池を往復しましたが、出会ったのは彼らだけでした。戸隠の山の中の小道を歩いて感じるのは、松川渓谷の華やかさとは全く別のものです。ところどころにひっそりと立っている楓が、見事に赤く、またオレンジ色に染まっていました。もみじの景色も実に様々で、それぞれに味わいがあると感じました。皆さんも、自分のお気に入りの紅葉スポットを見つけてみてはどうでしょう。ただし、熊には十分に気を付けて。

 帰りに立ち寄った喫茶店のマスターに話を聞くと、先週、今週が戸隠の紅葉はピークとのことでした。

 学校の周りの木々や、里山も少しずつ色づいてきました。錦繍という言葉を思い浮かべつつ、もみじを眺めてみて下さい。

(10月26日、放送朝礼より。写真:錦繍の戸隠・鏡池: http://togakushi-21.jp/flower・・・)

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