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校長講話

201607.20

校長講話_56「長野清泉の図書館」

DSC00842.jpg 皆さんは次のようなことを感じたことはありませんか。

 遠い親戚の人が、皆さんの家に遊びに来て、「この街、自然がすぐ手の届く所にあって、素敵な街だね。」と言われた、というようなことです。

 自分達がいつも暮らしている土地の良さ、行き慣れている場所の良さ、というものにはなかなか気づかないということがあるような気がします。外部の人に指摘されて、良さに初めて気づくことがある。

 4月の放送朝礼で、岩波ジュニア新書の編集者、Yさんとお会いしたことを、お話ししました。その編集者のYさんが、6月24日発行の『岩波ジュニア新書 編集室通信 71号』に、長野清泉訪問について、2ページに渡ってお書きになっています。最初にお話しした様に、私たちがなじんでいる図書館の良さというものには、なかなか気づきにくいものです。Yさんの目を通して紹介された長野清泉の図書館は、私にとってとても新鮮でした。今、図書館に、その『岩波ジュニア新書 編集室通信』が置かれていますので、皆さんも是非、読んでみて下さい。

 本当は、全文をお読みしたいのですが、時間が限られていますので、2箇所だけ、紹介します。

学校到着後、さっそく図書館にお邪魔しました。入った瞬間、その明るさにびっくりしました。大きな窓の外にはパノラマに景色が広がっています。四季折々の自然を感じながら本を読むことができるなんて・・・うらやましい限りでした。

もう、一箇所。
図書室の隅に、絨毯じきのスペースがあります。広い図書館のなかでその場所を見つけたとき、まっさきに思い出したのが『絵本を抱えて部屋のすみへ』(江國香織・新潮社)でした。(中略)靴を脱いで上がれば、座り込んでも、寝転びながらでも本が読めます。ここならあっと言う間に作品の中へ溶け込んでいけそうです。

 もうじき、夏休みです。長野清泉の素敵な図書館を大いに利用しましょう。皆さんに、この夏にしか出会えない、本との出会いがあるようにと願っています。

(2016年6月20日、放送朝礼より。写真:『岩波ジュニア新書 編集室通信71』(2016年6月24日発行))

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