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清泉メッセージ

201603.31

No79「『インサイドヘッド』を観て」

story_head_02.jpg突然ですが、みなさん映画を観るのはお好きですか?

私は時間に追われる日々が続き、心に元気がなくなってくると、無性に映画が観たくなります。つい先日もその衝動に駆られ、レンタルビデオ店に足を運びました。たくさんの映画やドラマ、バラエティー番組のDVDが並んでいる店内で、自分のいまの気持ちとマッチする作品を探す…そんな時間はなんとも幸せな気持ちになります。今日は、先日出会い、とても素敵な作品だと思った、ディズニー/ピクサー作品の『インサイドヘッド』を観て、感じたことついてお話をします。

このお話は、ミネソタの田舎町で明るく幸せに育った少女ライリーが、父親の仕事の都合で、慣れない大都会サンフランシスコに引っ越してきた日からの彼女の葛藤を描いている物語です。

この映画の面白い点は、タイトルにもなっている『インサイドヘッド』=頭の中を描いている点にあると考えます。ライリーの頭の中に存在する5つの感情…ヨロコビ、イカリ、ムカムカ、ビビリ、そしてカナシミが映画のメインキャラクターとして描かれているのです。

ライリーの誕生や成長と共に生まれた彼らは、ヨロコビが中心となって、ライリーを幸せにするために日々奮闘します。ビビリやムカムカ、イカリは、ライリーを守るために必要な場面で活躍します。一方で、カナシミは…。観ている私も「やめて~」と思ってしまうほど、ライリーの足を引っ張ります。このような場面を観て、映画を観ている人は考えさせられるのです。「ライリーの幸せを邪魔する”カナシミ”は必要なのか?」と…。そして、それは「生きる上で”悲しみ”という感情は必要なのか?」ということを私たち視聴者に問います。

みなさんは、”カナシミ”が必要だと思いますか?私はこの映画を見て、カナシミにも大きな役割があるのだということを実感しました。それは、私たちの「喜びを作り出す」という役割です。この映画の原題は、「インサイド・アウト」(裏返し)といいます。つまり、喜びの裏には悲しみがあって、悲しみがあるからこそ、大きな喜びを感じることができるという意味がこの原題には込められているのです。そう考えると…”カナシミ”は、私たちが生きていくうえで大事な感情なのではないでしょうか?

最後に、この映画の吹き替え版主題歌『愛しのライリー』の歌詞をご紹介します。「悲しみも怒りもいっぱい知って、楽しいもつらいも、どんどん食べて大きくなあれ!」

日々、生活の中で抱く、カナシミや怒り、不安といったネガティブな感情も自分の”喜びをつくる大事な栄養素”だととらえ、大切にしていきたいですね。

(2015年12月3日、放送朝礼より。写真出典: http://www.disney.co.jp/movie/head/about.html)

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