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清泉メッセージ
201407.25
No42「お互いを大切に」
おはようございます。前期に行われた2回の考査を終え、みなさんも多くのことを学ばれ、一回り大きく成長したことでしょう。中学高校時代に学ぶことは山ほどありますが、長い人生を歩んでいくための素地づくりをしておられる皆さんの学びが質の高いものでありますようにといつも願っています。
さて夏休みも間近となりました。英語力をつけるために「夏休み計画ノート」を英語で楽しく書いてみることもよいでしょう。また、この時期は夏期講習や各教科でいただいた課題だけではなく、1か月というまとまった期間に挑戦できるいろいろな企画が、本校には用意されています。中学1年生はキャンプ、高校生はワークショップやサマーチャレンジボランティアがあります。また、今年の夏休みには本校高校生の希望者が東日本大震災被災地である岩手県大船渡という所にボランティア活動へ行くことになりました。
初年度ですので、体力面で成長している上級生から今回は順次参加してほしいと思っています。宿泊地の関係で限られた人数枠となり、参加したいというみなさん全員の希望に沿えないこともあると思います。それでも、カトリック学校の1つのミッションとして、被災地で生活されている方々へのみなさんのメッセージや、アイデアを凝らした方法での参加があると思います。暖かい清泉生ならではの気持ちを、現地にお届けします。
今回の準備をしていて、震災がおきたときのことを思い出しました。災害の翌日には電話がつながるようになりました。修道院全体でかき集めた新品の救援物資を現地にお届けしようと懸命に輸送手段を探し、情報を発信して、関係者の安否確認のために日夜祈り、心を砕いた1年間でした。
イエスさまのことばを思い出してください。「わたしがあなた方のことを大切にしたように、あなたがたもお互いに大切にし合いなさい」自分に一番近いはずの家族や、友人など、身近な人を自分のように大切にするためにも、血縁関係を超えた人々の心に寄り添うためにも、祈りと、創造性が必要です。祈りは、相手への思いやりある行動にかわり、人々の心の深みに届くからです。そしてみずみずしい心と喜びでいっぱいになります。
月に1回、放課後14:00から学校の聖堂でミサが行われます。
また、毎週木曜日の午前10:00頃から2時間、聖堂で聖体礼拝があります。毎日の生活の中で、そっと隠れておられる神様の清い泉に会いにいらしてください。そこでどのような問いかけやメッセージをいただくでしょうか。あなただけに向けられているその声にそっと耳を傾けてみてください。