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清泉日記

201302.23

No30「放送朝礼講話より:一生をかけて取り組むものを」

20130223_100.jpg 大学入試センターの試験が終わって、大学ごとに実施する2次試験の出願状況がまとまりました。みなさんはご存じですか。

 志願倍率は、医学・歯学系と薬学・看護系の学部がいずれも5.9倍と最も高く、次いで、農学・水産系、次に理工系の順だそうです。「理高文低」という言葉が使われるようです。

 結果として、就職に有利と言われている「理系の学部」に人気が集まっているのですが、私は、この結果について考えたこと、感じたことがあります。

 数十万人が挑戦するなかで、全国の高校3年生と既卒者のみなさんは「夢」をもって選択できたのかな、「就職に有利」という彼らとしては実感のない言葉に左右されたかな、と感じたのです。

 国公立大学2次試験志願状況を知った後に、興味深いニュースがありました。奈良県桜井市にある「箸墓古墳」のニュースです。天皇や皇族を埋葬した「陵墓」に指定されていたので、今までは原則として立ち入ることが許されなかったのです。

 そこに、たった16人ではありますが、研究者たちが調査に入ったというニュースです。みなさんはご存じですか。

 「歴女」ということばや「歴史ブーム」は一段落しましたが、「箸墓古墳」は、「邪馬台国の女王、卑弥呼の墓である可能性もある」ということで注目をを集めるところです。報道各局のインタビューに複数の研究者たちが応えていました。年配の研究者も多かった思います。その顔は夢にあふれ、喜びにあふれていました。素晴らしい笑顔に、私は彼らのエネルギーを感じました。「これから始まるのです」といった年配の研究者もいました。
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 彼らは「夢」をもって、一生(人生)をかけて取り組んでいるものを持っているうえに、今なお新たな課題(謎)を解こうとしていることに感動し、素晴らしいと思いました。

 みなさんは学年末考査が終わりました。「夢」をもって、一生をかけて取り組むものを探す、あるいは確認するために、2月から3月はたくさんの本を読むことをお勧めします。


 今週になされた放送朝礼講話をご紹介しました。ところで・・・この週も寒かった。どうそ皆様ご自愛ください。さて写真だけは、もう春満開と参りましょう。1枚目の中学生の授業風景と合わせて、今回使用させて頂きました。では春を待ち望みつつ。<担当:広報部_N>

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