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校長講話

201404.23

校長講話_3「もっと夢を見る」

IMG_0863.JPG 4月も終わりに近づき、皆さんの学校生活も落ち着いてきたことと思います。先週の木曜日には第1回の委員会が行われ、校友会活動が本格的にスタートしました。

 今日は一人の建築家の言葉を皆さんに紹介したいと思います。後で、その言葉を書き取ってもらいますので、筆記用具と、ノートをお出し下さい。ノートは何でも結構です。

 建築家の名前はレンゾ・ピアノと言います。パリに、ポンピドゥー・センターという、まさにどこにもない美術館を作り、世界中の人々を驚かせました。日本では関西国際空港の旅客ターミナルビル、銀座のエルメスのビルなどを設計しています。

  さて、このレンゾ・ピアノが日本の建築家安藤忠雄との対談で次の様に言っています。この言葉はメモして下さい。では読みます。

「我々、建築家はもっと夢を見て、政治家を手こずらせなければならない。そうすれば都市は変わる。しかし、小さな奇跡が必要だ。政治家が我々の意見に耳を傾ける寛容さを持つという小さな奇跡が。」

書き取れなかった人もいると思いますので、もう一度読みます。「我々、建築家はもっと夢を見て、政治家を手こずらせなければならない。そうすれば都市は変わる。しかし、小さな奇跡が必要だ。政治家が我々の意見に耳を傾ける寛容さを持つという小さな奇跡が。」

 国も、社会も、私たちの住む町も、そして学校も少しずつ、良くも悪くも変わっていきます。そして変えるのは人間です。

 今、読んだレンゾ・ピアノの言葉を皆さんと学校に置き換えてみましょう。こんな風になります。

「私たち、生徒たちはもっと夢を見て、先生たちを手こずらせなければならない。そうすれば学校は変わる。しかし、小さな奇跡が必要だ。先生たちが私たち生徒の意見に耳を傾ける寛容さを持つという小さな奇跡が。」

 私が大事だな、と思うのは「もっと夢を見る」というところです。「もっと夢を見る」、この部分がないと単なる、自分勝手、わがままな振る舞いで、先生方を手こずらせることになってしまいます。

 皆さんの行う校友会活動の中で、是非「もっと夢を見」てほしいな、と思います。その時に、先生方が皆さんの夢に対して出来るだけ寛容であるという小さな奇跡が起きる可能性が大きくなることでしょう。そして、学校が変わっていきます。皆さんの積極的な活動に期待しています。

(写真と本文は関係がありません。)

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