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校長講話

201506.17

校長講話_26「宿題より大切なこともある」

AK7_4562.JPG 清泉祭も無事、大成功のうちに終わりました。今日から気持ちを切り替えて新たな一歩を踏み出していきましょう。

 今朝は、「宿題よりも大切なこと」について、お話をしたいと思います。もちろん、皆さんは学生ですので、勉強を一生懸命するということは当たり前にしなければなりません。しかし、私は、時には宿題は後回しにしてもまずしなければならない大切なことがあると思っています。

 今日お話ししたい「大切なこと」とは、「新聞を読んで日本の現実を知る」ということです。皆さんは新聞や、テレビのニュースで、今、国会で、「安全保障関連法案」が審議されていることはご存知でしょう。「集団的自衛権」という言葉も度々耳にしますね。

 今、国会で話し合われていることは、皆さんが大人になったときの日本という国のあり方に大きく関わることです。そして、その国のあり方が、私たちにとって望ましいものではなくなってしまうのではないかという大きな心配の声が各方面で上がっています。

 非常に残念なことですが、皆さんも授業で学んだ、最も大切にされなければならない日本の憲法が、かつてないほど、大切に扱われないという事態が今まさに起きています。

 「安全保障関連法案」、いわゆる「安保法案」が、どのように審議されているか、また憲法がどのように扱われているか、その経過を皆さんは新聞でよく読んで下さい。そして今行われていることが、一体、どのようなことなのかをしっかりと理解し、それが正しいことなのか、間違っていることなのかを、皆さん自身で考えてほしいと思います。

 今までにも、歴史の転換点は、度々ありましたが、今、国会で話し合われていることは、過去になかった程、大きな転換点に至る事柄であります。それを知らないでいるということは、私たちの未来に対して無責任ではないかと思うのです。

 もし、今日お話ししたことに、今まであまり関心を持っていなかった方は、是非、今日から家に帰ったら、新聞を読みましょう。そして、私たちが暮らす日本という国のあり方に大きな関心を持つようにしましょう。

(6月17日、放送朝礼より。)

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