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清泉メッセージ

201603.31

No71「イギリスのクリスマスイブ」

IMG_5808.JPG今朝はちょっと季節を先取りして、イギリスのクリスマスイブの様子についてお話しようと思います。みなさんご存知だとは思いますが、ヨーロッパの西の端に位置するイギリスは、キリスト教の島国です。ですからクリスマスはとても大切な日、ということになります。

そのクリスマスの前日を、日本と同様にクリスマスイブといいます、もっとも日本ではこの日を聖夜と呼んだり、ケーキや美味しいごちそうを食べたり、プレゼントをサンタクロースからもらえたりする日、ということになっています。では、イギリスではどうかというと、あくまでもクリスマスの前日であり、昼間はごく普通の日、ということになります。もっとも、学校はすでに冬休みであるクリスマス休暇に入っており、子どもたちは長い休みを満喫中ですが、大人たちは、普段通り働いています。ただしそうはいっても、そこはやはりクリスマスイブ、ほとんどの人が午前中で仕事を切り上げ、その後は家族の元へ、あるいは実家へと帰っていきます。ただし、この日の夕食は残念ながらクリスマスディナー、というわけではありません。いつもの家庭料理を、久しぶりに全員が揃った家族と一緒にいただくのです。やがて真夜中の12時少し前になると、近くの教会の鐘が鳴り、家族揃ってクリスマスの深夜ミサへと出掛けて行きます。教会の中はすでに多くの人で賑わっており、久し振りに再会した友人や、ご近所さんたちの社交場となっています。外は真冬の凍てつくような寒さの中、聖堂の中も決して暖かくはなく、参列者はオーバーやコートなどを着て白い息をはきながら、深夜ミサが厳粛に執り行われます。聖歌はもちろん、Silent Night. (静けき真夜中)、Nowel.(まきびと羊を)、 Oh,come to the joyful. (来たれ友よ)、Joy to the world.(諸人こぞりて)など、日本でもよく知られている曲目が並びます。

ミサの最中、司式をする神父さんやシスターたちは、なんとなく嬉しそうな顔をしています。それというのも、この深夜ミサの後、神父さんたちにもささやかなお祝いが待っているからです。中には、ミサの後、そのまま実家に帰って、家族と一緒にクリスマス休暇を過ごされる神父さんやシスターたちもいます。やがてミサが終わり教会から自宅に戻ると、先ずはテレビのスイッチを入れます。いわばイギリスのNHKとでもいうべきBBC放送では、ちょうどクリスマスの特別番組を放映中で、全国各地から生中継をしています。日本の大晦日に放映される、「ゆく年くる年」と同じようなものです。テレビを観ながら、家族そろって挨拶を交わしながら乾杯。「メリークリスマス、ハッピークリスマス」。イギリスにおいては、保護者の元では16歳になると飲酒が許されるのですが、この日ばかりは、もっと小さい子どもたちも少々お酒を飲むことが許されます。そして、簡単な夜食をみんなでいただきながら楽しいおしゃべりのひと時を過ごした後、子どもたちはベッドの中へ入り、サンタさんに最後のお願いをするのです。やがて子どもたちが寝静まってから、それぞれの家庭にサンタクロースが現れ、いよいよ待ちに待ったクリスマスデイ本番の朝を迎えます。この日の朝は、多くの家庭から子どもたちの大きな歓声が聞こえてきます。イギリスでは、クリスマスデイ当日は国中のありとあらゆるものがすべてお休みとなります。バスや地下鉄などもすべて止まってしまいます。

ということで、今朝のお話はここまでにします。この次には、イギリスのクリスマスデイ当日の様子についてお話できればと思っています。

(2015年9月5日、放送朝礼より。写真と本文とは関係がありません。)

※年度末になってしまいましたが、今年度の放送朝礼をご紹介します。一挙公開となってしまい、何卒ご寛恕ください。

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