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校長講話

201812.21

校長講話_NO.113「星のみ匂いて、ふかく眠る」

今朝は、これから皆さんが歌う聖歌の歌詞についてお話しします。 「心のうた」116ページをお開き下さい。1番の歌詞をお読みします。

 ああベツレヘムよ などかひとり

 星のみ匂いて ふかく眠る。

 知らずや、今宵 くらき空に

 とこよのひかりの 照りわたるを。

 この歌は、イエス・キリストがお生まれになったユダヤのベツレヘムという町を、擬人化してベツレヘムに呼びかけている歌です。1番の歌詞の2行目に「星のみ匂いて」とあります。これはどういう意味でしょうか。「匂う」は古語で、「良い香りがする」の意味の他に「美しく輝く」という意味があります。「星のみ匂いて」とは、「星だけが美しく輝いている。」という意味です。「などか」「知らずや」などの古語が使われているので、少しわかりにくいかもしれません。1番の歌詞を現代語に訳してみますので歌詞を見ながらお聞き下さい。

 ああベツレヘムよ お前はどうして、一人でいるのか。

 暗い中に、星だけが美しく輝き、お前は深く眠っている。

 ベツレヘムよ、お前は知らないだろうか。

 今晩、この暗い空のもと、お前の町にこの世界の救い主であるイエス・キリストがお生まれになる。

 そして永遠に輝く救いの光が世界の隅々にまで輝き渡ることになるのを。

 さて、今朝の話をするために、昨日、国語科の飯塚先生に個人授業を受けました。飯塚先生からの皆さんへのメッセージです。 「聖歌の歌詞で、『おや、ちょっとわからない。』という箇所に出会ったら、面倒くさがらずに辞書を引いてみましょう。辞書を引いて意味が分かると、思わぬ豊かな世界が目の前に立ち現われて来ることがあります。」とのことでした。

 今朝は1番の歌詞のみ、お話ししましたが、是非、辞書を引きながら2番、3番、4番の歌詞を味わってみて下さい。

校長講話ああベツレヘムよ挿絵.bmp

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