長野清泉女学院中学・高等学校 | ひとり一人、花を咲かせる6年間

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校長講話

校長講話_NO.187「本との出会い、ささやかな積極性」

2021年06月16日

 旧約聖書、「コヘレトの言葉」の3章は、「何事にも時があり、天の下の出来事にはすべて定められた時がある。」という言葉で始まります。

 皆さんの中には本を読むことが好きな人が多いかと思いますが、コヘレトが言うように「何事にも時がある」とすると、「本と出合う時」もあるような気がします。ただ、本と出合う時には、少しの積極性もいるのかな、と感じます。今朝はそのことをお話します。

 世の中には本当に多くの本があります。私たちはその本の海の中である日一冊の本と出合うことがあります。先日、図書館の吉田先生から、今、森司教様の本が4冊貸し出されていると聞きました。森司教様は今年の感謝祭・聖母奉献式でお話をして下さった司教様です。私の想像ですが、今、司教様の本を借りている4人の方は、感謝祭でのお話を聞いて、読んでみようと思ったのかもしれません。そうであれば、感謝祭をきっかけにして一冊の本との出会いが生まれた、と言えるでしょう。

 本に限らず、あるものとの出会いはささいなことがきっかけになることがあります。ただ、自分の経験を振り返ってみても、あるものと出合うためには、小さくても「積極的な意思」のようなものが必要である気がします。例えば先程の話で言うと、森司教様の話を聞いた、とても心に残るお話だった、そう言えば図書館に本があった、読んでみようかな、と思った。この「読んでみようかな」のところに積極的な意思があります。

 そう考えると、あるものと出合うということは、「棚からぼたもち」のようなものではなく、私たちの、ささやかではあっても前向きな積極性によってもたらされる場合が多いのかもしれません。特に本との出会いの場合は。私は、様々にある出会いの中でも「本との出会い」は特別なものではないかと考えています。時にはある本と出合うことが一生の体験となることもあります。

 中学、高校時代は、まさに「本と出合う時」だと思います。私はこんな本と出合った、という経験をお持ちの方は是非話を聞かせて下さい。

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紫陽花(6月16日本校前にて撮影)

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