長野清泉女学院中学・高等学校 | ひとり一人、花を咲かせる6年間

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校長講話

校長講話_NO.171「民主主義のことなど」

2021年01月25日

 日本で初めて新型コロナウイルスに感染した方が確認されてから1年が経ちました。1年前に、1年後の世界がこの様な状態になっていると想像した人はほとんどいないのではないでしょうか。受験の只中にある方はもちろんですが、全校の皆さんが不安な気持ちを抱えていることと思います。私たち、大人はまず皆さんの話を聞く事しか出来ませんが、心配事のある人は一人で抱え込まずに先生方に是非話をしてもらいたいと思います。

 世界はコロナウイルスの感染拡大に苦しんでいますが、当然、コロナ禍の他に日々大きな出来事が起こり続けています。皆さんには、そうした出来事にも是非目を向け続けていってほしいと願っています。例えば、アメリカでは、明日、新大統領の就任式が行われます。ところが、今、アメリカの人々は文字通り真っ二つに割れてしまっています。新大統領の誕生を国全体で祝うことの出来ない事態に追い込まれています。アメリカは民主主義の大国ですが、その土台が揺らいでいます。

 アジアに目を向けると、香港のあり方が大きく変えられようとしています。香港の心痛む出来事も民主主義と関りのあることです。アメリカ、香港、のことを考えることは、日本のことを考えることにもなります。日本の民主主義は今どのようであるのかを考えざるをえません。コロナウイルスの急激な感染拡大で相対的に問題が小さくなって見えますが、昨年から問題とされている「桜を見る会」や「学術会議の任命拒否」は日本が今まで曲がりなりにも大切にしてきたものを否定している様に私には思えます。皆さんはそれらの問題についてどう考えるでしょうか。

 そうした問題について考えること、注目し続けることは、時に面倒くさく、時間もとられます。しかし、私たちの国が少なくとも民主的であり続けるためには、一人一人がそうした問題を考え続け、意見をしっかりと持つことが何よりも大切だと思うのです。日々の世界の出来事、日本の出来事に目を向け、考えることを続けていきましょう。

本校からの眺め.jpg

本校からの眺め(1月20日撮影)

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