長野清泉女学院中学・高等学校 | ひとり一人、花を咲かせる6年間

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校長講話

校長講話_NO.164「野尻湖の秋」

2020年12月02日

 この前の日曜日に、犬を連れて野尻湖に行ってきました。3週間前の日曜日にも行ったのですが、その時は越冬のために飛来した鴨が岸辺に群れを作っていました。今回、その鴨は湖全体に大きく広がり、鴨の羽ばたきが切れ目なく湖面に響いていました。野尻湖は山の中の湖ですので、木々が湖の岸まで迫って来ていて、紅葉と穏やかな湖のコントラストがとてもきれいでした。私は野尻湖の秋がこんなにも魅力的だとは今年まで知りませんでした。今まで秋にこの地を訪れることはほとんどなかったからです。

 私の家の犬は湖で泳ぐのが大好きで、毎年夏は、晴れていれば毎週野尻湖に泳ぎに来ます。ボールを湖に投げる。泳いで行ってそのボールをくわえて戻って来る。それをひたすら繰り返します。数年前までは1時間以上そうやって泳いでいました。そして、夏が終わると、「今年の野尻湖も今日が最後かな。」と思い、次の夏まで来ることはありませんでした。

 ところが、あれだけ泳ぐことが好きだった我が家の犬も、年を取るにつれて泳ぐ時間が減ってきて、今年はとうとう6、7回ボール投げをして、「もう満足」という顔をするようになりました。そして泳ぐよりも湖の周りを好んで歩くようになったのです。そのため、いつもなら夏が終われば来なくなる野尻湖だったのですが、今年は夏が過ぎても散歩をしに来るようになりました。この前の日曜日は1時間半程歩きましたが、すれ違ったのはほんの数人で、少し淋しいくらいでした。

 ふと思いました。「野尻湖は夏だけ。」と、自分で決めてしまっていたな、と。こんなに美しい秋の景色を味わうことなく10年以上も野尻湖に通っていたのでした。何かを思い込んだり、決めつけてしまったりすることは、世界を狭くしてしまうことだと、犬と歩きながら考えました。それはともかく、皆さんも是非、一度、秋に野尻湖を訪れてみて下さい。きっとその風景に心を動かされることでしょう。

旭山頂上からの眺め.jpg

旭山頂上からの眺め(画面中央に本校が見える 11/23撮影)

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