長野清泉女学院中学・高等学校 | ひとり一人、花を咲かせる6年間

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校長講話

校長講話_NO.161「イギリスの旅 その2」

2020年10月31日

 先週は、ストラッドフォード=アポン=エイヴォンというイングランドの古い町を訪れた時のことをお話ししました。今朝はその続きの話です。夜8時から始まるシェイクスピアの「マクベス」を観る前に夕食を取りに小さな食堂に入りました。食事が済んで、食堂を一人で切り盛りしているおばさんに話しかけました。私の話す英語は上手な英語ではありません。一人で旅をしていた私は、相手の話していることがうまく聞き取れず、小さなトラブルにも遭遇しました。けれども、一人旅なので、英語は使わねばならず、淋しくなった時には誰かと話しをしたくなります。

 そんな訳で、たまたまお客さんがいなくなったので、食堂のおばさんに話しかけたのでした。自分は日本から来たこと、シェイクスピアの劇を観に行く予定のこと、これからは北の方に旅を続けていきたいことなどを話しました。おばさんは時々何か言いながらウンウンと聞いてくれました。話を最後まで聞いた後、彼女はこう言いました。

「あなたはwant to~ という言い方を良くするわね。そのwant to~ は子供っぽく聞こえるわよ。特に今の様に旅行をしている人が初めて会った人と話す時はwould like to~ を使った方がいいと思うわ。」そう言ったのです。

 私は、授業ではwant to~ とwould like to~ の違いについて教えていたのですが、いざ現実に話をするとなると、会話に精一杯で、その使い分けが出来ていなかったのです。おばさんの貴重なアドバイスは今もしっかりと胸に刻まれています。

 文法は話をする際にも重要です。would like to~ がなぜていねいな表現になるのかが分かれば、人にものを頼むとき、友達に頼む場合と目上の人に頼む場合の区別が出来ます。つまり、Can you・・? よりもCould you・・? の方がなぜていねいなのかが分かり、会話もスムーズに進みます。文法的な間違いを恐れて話をするのを躊躇してしまう、というのは困りますが、そのことが文法は大切ではない、といことにはなりません。英語でしっかりと話しをすることが出来るためには、英文がきちんと読めることが基本になりますので、文法はていねいに学んでおくことを勧めます。今朝は私がストラッドフォード=アポン=エイヴォンで得た貴重なアドバイスについてお話ししました。

雲上殿からの眺め.jpg

善光寺雲上殿からの眺め(2020年10月24日撮影)

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