長野清泉女学院中学・高等学校 | ひとり一人、花を咲かせる6年間

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校長講話

校長講話_No.133「シスターの遺したスペインの刺繍」

2019年09月11日

前回の放送朝礼では、家庭科研究室で代々の先生によって大切にされてきた二つのもののうちの一つ、古い小型のトランクについてお話ししました。ホーム・ページの校長講話にそのトランクの写真を載せて頂いたので、見てもらえると嬉しいです。

今朝は、もう一つのものについてお話ししたいと思います。

それは、スペインの刺繍の図案集です。全部で14のフォルダーがあり、そこには、刺繍のデザインになりそうな雑誌の切り抜き、デザインの案のスケッチ、スペイン語の刺繍の教科書、スペイン語のメモなどが入っています。フォルダーの背には刺繍の名称が記されています。「クロス・ステッチ」、「クラシック・ステッチ」「ノルヴェジ・ステッチ」、「ブロカド・ステッチ」などなどです。

73年前の本校創立当時、アンヘレス・パサマルというシスターがいらっしゃいました。皆さんの先輩たちはそのシスターから刺繍を習っていたのです。家庭科室で大切にされてきた刺繍のフォルダーはそのシスターのものと推測されます。

本校の設立母体である聖心侍女修道会の日本での歩みを記録した『泉は涸れず』という本の下巻には、次の記述があります。お読みします。

「手芸室は西を除いて、三方に窓のある明るい部屋だ。秋の日が一杯に差し込む中で、シスター・アンヘレス・パサマルが指導していた。二十四歳で来日した彼女も既に三十六歳になっていたが、どう見ても十歳は若い。パッチリとした茶色の目はいつも笑いを含み、どんなきっかけにも楽しい笑いが爆発しそうな表情を湛えている。」(『泉は涸れず』下巻 p365

この手芸室の様子の写真が、本校のホーム・ページ、「校長講話No.90」に載っています。当時の生徒たちの姿も写されている貴重な写真です。

校長講話刺繍授業.jpg

創立当時の刺繍の授業風景

校長講話刺繍.jpg

図案集より

校長講話刺繍フォルダ.JPG

家庭科室に保管されている当時のフォルダー

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