長野清泉女学院中学・高等学校 | ひとり一人、花を咲かせる6年間

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清泉日記

No.392 "expect nothing, appreciate everything"

2019年08月01日

 世界を舞台に活躍する清泉生をご紹介します。2017年に本校を卒業し、現在はフランス、グランゼコールのエセック経済商科大学院大学に在学している戸谷翠さんです。夏休み休暇を利用して一時帰国した戸谷さんが、大学の様子を話してくれました。

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大学の学生の半分はヨーロッパ人、そのほか60カ国以上の国々から学生が集まる、国際色豊かな大学だそうです。授業はすべて英語、個々の宿題はなく、グループワークなどの協働作業が多いそうで、締切だけが決まっている答えの無い課題に、国籍の違う仲間同士で積極的に取り組んでいます。経営、経済、マーケティング、会計、財務、法律、人事、プログラミングなど、ビジネスに必要な知識を多岐にわたって身に着け、自分が考える新規事業の数年後の利益まで試算して投資家を募り、商標登録など弁護士とも話を進め、実際に起業したところで成績がつけられる、ということです。1コマが3時間もあり朝8:30~午後7:30まで授業、ある講座では1コマ7時間で夜の11:30まであり、夜の方がテンションもあがり冴えることもあるようです。ネスレやスターバックス、ペプシや自動車会社など、大手企業のマーケティングのカラクリを具体的に学ぶ講座は本当に面白いとのこと。ビジネスリーダーを目指して世界中から集まった秀才たちと切磋琢磨する日々が、戸谷さんの持つ能力と魅力をどんどん引き出しているのが感じられました。大学で学ぶ傍ら、パリ市街でインターンシップとして働いてもいるとのこと、フランス語も堪能です。今後はさらにシンガポールへ短期留学、途上国でのボランティア活動、3年次にはフランス国内の別の大学へ留学を経て、4年次に論文を書き上げます。将来はどうするのか尋ねると、意外にもこんな答えが返ってきました。「資本主義の神髄を学び、キャリアやお金があることが幸せとは限らないと考えるようになった。利益を生み出すだけでなく、雇用を生むなど、人と関わり社会のためになることをしたい。」

戸谷さんのモットーは、"expect nothing, appreciate everything"(何も期待しないでいれば、些細な事にも感謝、感動できる)とのことです。大人になってから失敗するとなかなか立ち直れないけれど、まだ若いうちの失敗は、周りに支えてくれる人がいるから立ち直ることができる、とも話してくれました。後輩の皆さんに向けて贈る言葉は「なんとかなる」。様々な経験を重ね、苦労も努力も人一倍してきた戸谷さんだからこそ、言い切れるのかもしれません。

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