長野清泉女学院中学・高等学校 | ひとり一人、花を咲かせる6年間

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校長講話

校長講話_NO.127「1億3千万という数字」

2019年06月11日

(5月8日の放送朝礼)

今月5月は聖母月、聖母マリアを想う月です。また、本校の創立者、聖ラファエラ・マリアとも関連の深い月で、518日は創立記念日です。5月という月が長野清泉にとってどのような意味を持つか、あらためて考えてみてほしいと思います。

昨日から聖母月の「実行」が始まりました。「マリア様のように素直で謙虚な心と愛を持ち、感謝の気持ちを伝えられる清泉生になろう。」という聖母月の目標のもと、4つの実行に取り組むことになります。今月、31日に行われる感謝祭・聖母奉献式で実りある「実行」が捧げられるよう、一日一日を大切に過ごしていきましょう。

さて、今朝と次回の朝礼では、13千万という数字について2回に分けてお話しようかと考えています。偶然ではありますが、私は、4月の上旬に13千万前後の数字を3度、新聞で目にしました。どれも私たちの生活、人生に、直接的に、また間接的に関わる数字でした。

今朝はその一つ目の数字についてお話しします。正確に言うと、126443000人です。何の数字かおわかりでしょうか。総務省が先月12日に公表した、昨年101日時点での日本の総人口です。

幾つか特徴的なことが報じられました。70歳以上が全体の20,7%で、初めて20%を越え、少子高齢化が鮮明になった、働き手の中心となる1564歳の人口が減り続けている、などなど、新聞の記事には記されていました。

あまりに大きな課題を前に、私に出来ることはなんだろうと考えることすら避けてしまいたくなりますが、確実に出来ることは二つはあるように思います。一つ目は、とにかく一日わずかな時間であったとしても、テレビのニュースを見たり、新聞を読んだりして、日本という国の現状に関心を持ち続けることです。二つ目は、選挙権を得たら、その権利について考えることです。私は、この国のあり方に関心を持ち続けることと、選挙権を行使することは表裏一体のことであるように思います。人それぞれに考えは異なることでしょう。皆さんはどう考えるでしょうか。

次回は世界の中の13千万という数字についてお話ししたいと思います。

いよいよ、明後日は感謝祭・聖母奉献式です。実りある「実行」が捧げられるよう、昨日までの日々を振り返りながら、今日と明日を大切に過ごしていきましょう。

(5月29日の放送朝礼)

今朝は、58日の朝礼の続きをお話ししたいと思います。私は、47日から1週間の間に新聞で、13千万前後の数字を3回、目にしました。前回はそれらの一つ、日本の総人口12644万人とそれに伴う課題について述べました。

今回は残りの2つの数字を新聞の記事を要約する形で皆さんに紹介します。一つ目です。現在、世界53ヶ国・地域の13千万人が飢餓状態に陥っているということです。飢餓の人口が1億を超えるのは3年連続で、その主たる原因は戦争と紛争です。世界全体では食料は十分に生産されているのですが、その食料を買うお金がなかったり、戦争のために食料が市場に出回らなかったりするために、多くの人が飢餓の状態に陥ってしまうと記事には書かれていました。

2つ目です。ノーベル平和賞受賞者で、『わたしはマララ』の著者であるマララ・ユスフザイさんが3月に来日しました。東京で開かれた国際女性会議で講演をなさいました。その中で、「現在、13千万に上る女性に教育を受ける権利が与えられていない。この事実に世界の多くの人が関心を持ってほしい。」と語りました。

日本の総人口は約13千万人です。そして、1億3千万の人々が世界の各地で飢餓に苦しみ、同数の女性には教育を受ける機会が与えられていません。

この現実に何が出来るかと問われても答えることは困難で、途方に暮れてしまいそうです。一つ私たちに出来ることがあるとすれば、マララさんが語ったこと、「この事実に世界の多くの人が関心を持ってほしい。」という呼びかけに応えることかと思います。前回も話しましたが、今、日本で、あるいは世界で起きていることに、無関心にならないでいること、これが大切なことかなと感じます。皆さんはどう考えるでしょうか。

最後になりましたが、昨日は川崎市で痛ましい事件が起こりました。亡くなられた方、ご遺族のことを思うとどんな言葉も浮かんできません。けがをされた方々が一刻も早く回復なさることをお祈りしましょう。

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中庭のバラがきれいに咲きました(5月31日撮影)

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