長野清泉女学院中学・高等学校 | ひとり一人、花を咲かせる6年間

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校長講話

校長講話_126「正解のない問い」

2019年05月28日

先日、フランスはパリのノートルダム大聖堂で大きな火災が起きました。パリは世界の中でも最も美しい街の一つで、著名な建築物は枚挙にいとまがありません。その中でもノートルダム大聖堂は別格と言える存在で、フランスの人々だけでなく、多くの人々がショックを受けています。

大火災が報じられると、直ちに再建に向けての寄付の動きが生じ、2日程で85000万ユーロ、日本円にして約1070億円の寄付金が集まったそうです。

一方、フランスではこの5か月程、「黄色いベスト運動」が続き、毎週土曜日にはデモが行われています。富の不平等の解消や最低賃金の引上げなどが要求されています。

そうした中でのノートルダム大聖堂再建に向けての巨額の寄付には批判的な意見もあるそうです。例えば、次の様な意見です。

「今回の巨額の寄付の一部は貧困層の人々の支援に使われるべきではないか。」という問いかけです。

皆さんなら、このような問いかけにどう答えるでしょうか。少し考えてみて下さい。

「今回の巨額の寄付の一部は貧困層の人々の支援に使われるべきではないか。」という問いかけにどう答えるべきか、正解はありません。多分、10人いれば、10の異なる答えが出てくるでしょう。そして、「それは間違いで、こちらが正しい。」と簡単に答えを出すことは出来ないでしょう。

私たちは、今も昔も、そしてこれからもこうした「正解のない問い」にぶつかります。クラスの中で、あるいは、家族の中でも、こうした「正解のない問い」に直面するでしょう。その時、皆さんはどうやってその問いに答えていきますか。これも、正解はありません。自分の頭でしっかり考えて自分なりの答えを出していくということです。

一つ言えるのは、正解のない問いにどういう答えをするか、そこにその人の個性が現われるような気がします。

まとまらない話になりましたが、今朝は「正解のない問い」ということについてお話ししました。

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城山公園の工事も本格化しました。(2019年5月15日撮影)

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