長野清泉女学院中学・高等学校 | ひとり一人、花を咲かせる6年間

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清泉メッセージ

清泉メッセージ_NO126「自戒」

2018年06月01日

 今日は、私がちょうど教員を始めたころに出会った詩を紹介します。きいてください。

淋しい人間とは

人を愛することも

人から愛されることもできない人間のことです

貧しい人間とは

自然を忘れて平気でいられる人間のことです

弱い人間とは

ちょっと苦しいことに会うと

すぐへこたれてしまう人間のことです

すぐ どこかへ

にげだしてしまおうとする人間のことです

わがままな人間とは

自分の思うとおりにならないと

すぐむくれる人間のことです

こういう人は

世界は自分ひとりのためにあると思っています

あわれな人間とは

いけないことは みんな他人のせいにし

自分を謙虚にかえりみられない人のことです

こういう人は

外に対して いつも

不平不満をがなりたてています

さもしい人間とは  ※さもしい=いやしい・あさましい

いつも

自分のことばかり考えている人間のことです

ひとのことではありません

わたしのことです

あなたのことです

 これは「自戒」、自分を戒める詩です。詩のほとんどは人間の弱さをうたっています。私は初めてこの詩をよんだ時、「淋しい人」「貧しい人」「弱い人」とでてくるたびに誰かを思い出していました。しかし最後の言葉ではっとさせられたのです。「ひとのことではありません。わたしのことです あなたのことです」と。その時、恥ずかしく感じたことを今でも覚えています。それ以来少し心が乱れているときはこの詩を思い出すようにしています。

これから清泉祭が近づき、忙しく、心身ともにつかれてきたとき、もしかしたら人間関係もぎくしゃくしてしまうことがあるかもしれません。そんなときはこの詩を思い出してください。最後にもう一度よんで私の話を終わります。

(保坂 超 地歴・公民科)

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「自戒」の花言葉をもつ楓(カエデ)

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