長野清泉女学院中学・高等学校 | ひとり一人、花を咲かせる6年間

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校長講話

校長講話_76「春の月」

2017年04月20日

今朝は、春の月についてお話ししたいと思います。

皆さんは、春の月と聞いて、何を思い浮かべますか。

私は、「朧月夜」という歌を思い出します。作詞は今の中野市、旧下水内郡豊田(とよた)村出身の高野辰之(たつゆき)です。高野辰之は、日本人の心とも呼べるような、「故郷(ふるさと)」、「もみじ」、「春の小川」といった歌の作詞をしました。

「朧月夜」はきっと皆さんも一度は歌ったことがあるでしょう。一番の歌詞をお読みします。

菜の花畠に 入日薄れ

見わたす山の端(は) 霞ふかし

春風そよふく 空を見れば

夕月かかりて にほひ淡し 

「見わたす山の端 霞ふかし」とあるように、ほのかにかすんでいる月を朧月と言います。ちなみに、「にほひ淡し」の「にほひ」は古語で、ここでは月の光のことです。

 さて、信濃毎日新聞の第一面に「けさの一句」という俳句のコーナーがあります。先週の火曜日に、下水内郡信濃町の生んだ俳人、小林一茶の句が載っていました。これも春の月を詠んだものですので、紹介します。

 春の月さはらば雫(しずく)たりぬべし

 春の大気にうるおいがあり、夜空に浮かんだ月に手を触れれば、雫がしたたるだろう、と詠んでいます。この句も味わいがありますね。

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